ダウツェン

設定画のダウツェンはとにかく「脚が細い」というのが第一印象としてあった。これは飛行する「フライトアーマー」という性質上、軽量化を無視するわけにはいかなかったのだろう。しかし、そのせいで脚に関しては「弱々しい」というイメージがあり、『ガンダムSEED』のバクウの胴体パーツを使用する、と決めた時点でダウツェンの「重戦闘機化」は私の中で決定したのである。

重くする以上はそれに見合う攻撃力、弾薬搭載量があってしかるべきで、その必要があったからこそ重量化が開発に際して許容された、という経緯があった、ということにしたい訳である。

顎下の機関砲。1/76ドイツ軍小火器を組み合わせて作っている。

ダウツェンの元のイメージというのは脚の他に腕も貧弱で、「本当にこの普通の長さしか無い腕が必要だろうか?」とも思った。例えば、腕がついている以上はそれによる作業や格闘を想定されていた筈である。この巨大な翼を持つ機体でそれを行うには腕はもっと長さが必要ではなかろうか?例えば「作業に適した位置に立つ為に進んだが、結果として両側の崖(あるいは建造物)に翼が引っ掛かって前に進めなかった」ということは充分に考えられることではなかろうか?根元から翼を折りたためる、というならともかく。

腕を長くしてあるのはそういう理由からである。格闘の際に役立つよう爪も大きくした。更に手持ちの飛び道具は不要にしたかったので股間に主武器として6連装ミサイルを設置した。このスタイルは戦闘機というより攻撃機的であると思ったのでどうせなら「史上最強の対地攻撃機」ということにしてしまえ、と顎の下に30ミリクラスの機関砲を装備している、ということにした。これで地球連合軍の戦車・装甲車の上面装甲などは軽く貫通できる訳である。

頭はαアジールのものに手を加えているのだが、メタルアーマーとの系列付けを意識してもっとダイン系の頭のデザインに近くした方が良かったか、と今になって思っている。

201199日記)

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グンジェム隊

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